親知らずは最後に生えてきます。
現代人はあごが小さく、このため親知らずがきちんときれいに生えてこない場合が多いようです。
きれいに生えていない親知らずは、虫歯に非常になりやすく、また歯周病の原因にもなります。虫歯の治療が必要な場合と、抜かなければならない場合があります。
歯の生え方によっては当院でも抜くことができないことがあります。この場合は他の専門医療機関をご紹介いたします。
問題が無い場合は歯を抜かずにそのまま経過を観察することもあります。
親知らずって何?
「親知らず」という名前はだれでも聞いた事があると思いますが、実際どのようなものかは、案外知らない方も多いと思います。
「親知らず」とは前中央の歯から数えて8番目にある歯の通称です。
知恵がついてから生えてくると言う意味で英語では「wise tooth」(智歯) ともいいます。
前から6番目以降の奥歯を大臼歯と呼び、「親知らず」は3番目の大臼歯なので正式名称を「第三大臼歯」と言います。
「親知らず」という名称の由来ですが、親の知らないうちに生えてくるので「親知らず」というという説や、昔の人の平均寿命は50歳くらいだったので、子どもに「親知らず」が生える頃には親は亡くなってしまっているということから、親を知らずに生えてくるという意味で「親知らず」というという説などがあります。