岐阜市の歯科・歯医者・インプラント|りお歯科クリニック

岐阜市の歯科・歯医者・インプラント|りお歯科クリニック

インターネット初診予約
インターネット問診票
  • 現在のご予約空き状況
  • 本日のご予約はお電話でお問い合わせくださいませ。

歯科医師ブログ 歯みがきについてお話します!

こんにちは!
2025年1月新年初の、りお歯科クリニック歯科医師ブログは先月と同じくゲストに歯科衛生士さんをお招きしております!
決してブログがギリギリになって歯科衛生士さんに助けを求めたわけではありません(笑)
歯磨剤(歯磨き粉)選びから、歯ブラシ選びと続いたので今回は、その両方を使った「歯みがき」についてお話していこうと考えております。
今回も会話形式でお伝えしていきますのでよろしくお願いいたします!
会話は、歯科医師=【Dr】・歯科衛生士=【DH】と、なっています。

【Dr】
先ずは、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

【DH】
あけましておめでとうございます。
また、呼んでいただけて嬉しいです!

理想的な歯みがき回数

【Dr】
早速ですが、今回は「歯みがき」について掘り下げていこうかと考えています。
「食後に歯を磨きましょう」というのは僕たちも子供の頃から言われてきた事ですし、今でもこれは正しい事だと思っていますが、虫歯のメカニズムや口腔衛生についても様々な事が分かってきた現在では、最低でも毎食後の歯みがき、可能なら起床後と毎食後と就寝前の5回が理想的だと思うんだけど、実際にはどうやって指導していますか?

【DH】
そうですね、やっぱり毎食後は最低限歯みがきをしていただくようにお話をしています。
ブラッシングの指導からの流れでお話しすることが多いので歯みがきの回数よりは、どの角度で歯ブラシを当てるかや、フロスや歯間ブラシ又はタフトブラシなどの補助清掃用具について話す事が多いですね。
以前に先生がブログで書かれていた(24.05.13)「朝一番に白湯を飲むのは危険!」は、私も読ませていただきました。
寝起きの口腔内環境を考えると、起床後の歯みがきは新習慣として定着して欲しいですね!
あとは、私もですが晩御飯を食べた後からのんびりする事があり、食後に歯みがきできているか?と、言われると怪しいんですよね(笑)

【Dr】
そう!ここは盲点というか現代人の生活習慣というか…例えば18時に晩御飯を食べたとすると、歯みがきはお風呂に入って寝る前になる事が多いと思う。
人によっては24時ごろに寝る人もいるわけだから、歯みがきまでに6時間も開く可能性もあるよね。
休日前とかだと、さらに夜更かししてしまいスマホ見ながらお菓子やアイスを食べたり、ちょっとつまみながらお酒を楽しんだりなんて暴挙にでる事もあるわけだから、注意が必要だよね。

【DH】
あははは…自分のことみたいです!
あれは暴挙だったんですね(笑)
確かにSNSとかぼんやり見ていると、時間溶けますよね。
気が付いたら12時過ぎてる!なんて事、私もあります!確かにそうすると食後に6時間以上間が空く事もあるので、良くないですよね。

虫歯の原因

【Dr】
虫歯予防のために歯を磨く人は自分も含めて多いと思う。
虫歯の原因は、はっきりしていて「糖」「細菌」「時間」「歯質」この4つの要因が重なり合って「虫歯」になるわけです。
食後に歯を磨かないと「糖」「細菌」「時間」の3枚のカードをきったことになります。
これに、そもそもの「歯質」虫歯になりやすい歯とか、治療済の歯があったり、食べカスが詰まりやすい歯並びだったり、唾液分泌量が少なかったりなど、どれかが当てはまると最後のカードもきる事になるわけですから、食後の歯みがきがどれだけ大切なのか分かっていただけるかと思います。

【DH】
カイスの輪に「時間」が加わった「ニューブランの4つの輪」ですね!
虫歯予防を真剣にしたいのでしたら先生がおっしゃったように「糖」「細菌」「時間」「歯質」の、4つの要因を意識して口腔ケアしていただくと良いでしょうね。
私たち歯科衛生士としては、先ほども触れましたが歯みがき回数のお話よりも、上手にブラッシングしていただくことや補助清掃用具をおすすめすることで、虫歯予防をしていただくようにお話する事が多いかもしれません。
りお歯科クリニックでは、歯石取りなどのメンテナンスへお越しいただいた際には、「どこに汚れが付いているか」や「どの位置にブラシが届きにくいか」なども実際に患者さんご本人の口腔内画像をご覧いただきながらお話しています。

【Dr】
なるほど。
それは分かりやすくていいですね。
基本的には「歯と歯の間」「奥歯のかみ合わせ(歯の頭の凹んだ部分)」「歯並びの悪い所」が虫歯になりやすいから、そういったところに磨き残しがあるのかな?

【DH】
そうですね!
あとは、「歯と歯茎の境目」「歯の裏側」も多い印象です。
既に治療済みで「被せ物などが入っているところや境目」も、そもそも虫歯になった前例があるわけですから磨き残しが多いですね。
この辺りに歯垢(プラーク)がたまって、それが徐々に石灰化して歯石になると日ごろのブラッシングでは除去することが難しくなってきます。
もちろん、ネバネバした歯垢もそう簡単には除去できませんので歯科医院で行う定期的なケアにお越しいただきたいです。

【Dr】
個人差はありますが、歯垢は2~3日で徐々に歯石になると言われています。
虫歯も個人差はありますが、歯の表面のエナメル質が溶けだして、見えるくらいの虫歯に至るのは1週間から1ヶ月と言われています。
先ずは、初期段階の虫歯(C0)でエナメル質が溶け出さないように食後の歯みがきを丁寧にしっかりと行い、プロケアとして歯科医院で歯石取りなどのメンテナンスを行うのが理想的だね。

【DH】
はい、状態によりますが1~3ヶ月に1度はお越しいただけると、歯垢や歯石も除去しやすいですし、虫歯の早期発見にも繋がりますのでおすすめしています。
治療済みでも虫歯が多い方や虫歯になりやすい方は月に1度でお越しいただいたとしても、虫歯が出来てしまう事もありますので、ご相談いただければフッ素塗布を行うこともあります。
成熟した大人の歯はフッ素があまり浸透しないという話もありますので、歯みがきなどのホームケアをしっかりとしていただきたいですね。

歯みがき(ブラッシング)の方法

【Dr】
なるほど、歯みがき(ブラッシング)の方法については、どんな話をしているのかな?

【DH】
お口の中や状態により個人差があるので一般的にお話している内容になりますが、前提として毛の開いていない歯ブラシを使用してもらうようお願いしています。
一般的には1ヶ月に一度の交換と言っていますが、やわらかめの歯ブラシを使って強い力でブラッシングするともう少し早い段階で毛が開きだすこともあります。
毎回、歯磨き粉をブラシへ出すときに毛の開き具合に注意してみてほしいです。
ブラッシングは、やさしくブラシを面で歯にあてて、小刻みに1か所(1面)20回を目安にして磨いてください。
そして、歯と歯茎との境目は45°くらいにあててもらいます。
強くあてると歯肉が後退しますので歯にあてるよりも、さらにやさしくブラッシングしてもらえると良いかと思います。
ブラッシング前にフロスを通したり、歯並びなどの影響でブラシがあたりにくいところ、先にも話しましたが治療済みで被せ物があるところなどを、タフトブラシで綺麗にするのも超おススメです。
歯みがきが終わったら舌で歯に触れていただいて、ざらつきやネバネバがあるようなら、ピンポイントで追加磨きをしてもいいですね!
歯磨き粉に(歯磨剤)については昨年11月のブログを参考にして選んでもらえると良いかと思います!
あ~話が長くなってしまってごめんなさい!

【Dr】
いえいえ、流石にこの辺りの話だと饒舌になりますね(笑)
歯科医師ブログはとうとう乗っ取られたかと思いました!
前々回の11月のブログでは歯磨剤(歯磨き粉)・12月には歯ブラシについて書かせてもらっていますので、そちらも合わせて読み返してもらえるとホームケアはバッチリだと思います。
また、こんな感じで会話形式のブログをやりましょう!

【DH】
はい!こちらこそまた呼んでもらえると嬉しいです!

【Dr】
それでは!本年も歯科医師ブログをお楽しみになさってください!

岐阜市の歯医者 りお歯科クリニック 歯科医師ブログ